今日は、大阪に本拠を置く旅行会社が運行する高速バス・夜行バスが「アミー号」を紹介します。運行を担うのは、山ーサービス、武井観光、ウエスト観光、サンライズカンパニーといったバス会社で、主力は東京～京都・大阪間で、そのほか東京～新潟、名古屋～新潟などで高速夜行バスを運行しています。
価格は変動制で、曜日などによって異なります。４列スタンダードの最低価格は東京～大阪で4000円台のこともあり、高速バスのなかでもリーズナブルな部類に入ります。
車両は4列スタンダードが標準ですが、一部路線で「4列のびのびシート」が設定されています。
アミー号「４列のびのびシート」
アミー号がもっとも力を入れているのが、「4列のびのびシート」。横4列×縦10列で、前の席との間隔が45センチもあります。
リクライニングは130度倒れますので、4列シートとしてはゆったりしているほうです。トイレはありません。その分座席間のスペースが広く、本当に「ゆったり4列」です。通路が広いのも、4列シートの恩恵と言うことができるかもしれません。
車両やサービスにはあまり特徴はありません。バス自体は新しく乗り心地もよいとの評判が多いですが、4列シートが狭いことに変わりありません。他社と価格をしっかり比較して利用したい会社です。
かなり便利！ 「ダブルシート」プランって
アミー号に特別に設定された「ダブルシート」。これはその名のとおり「シート」を「ダブル」で利用するもので、並んでいる2席をひとりで利用しちゃえるというぜいたくなプランです。
普段、もう少しゆったり座りたいなとお考えの、ボリューミーな大柄な方。また、荷物を手元に置いておきたい、カバンがそばにないと不安な方など、ふたつの席をリザーブすることで、その願いは叶います。
足元に置くには手荷物はちょっと大きいし、がさがさかばんの中を探るのも気が引けますよね。でも、ダブルシートなら中のものを出して探し物も気兼ねなくできます。
あと、隣に人が居ないことで、4列だけどひじ掛けが両方使えるのも魅力です。
もちろん、ひじ掛けは、上げてしまうこともできるので、もっとゆったり幅を使いたい方にも対応できます。
あとはバス乗降口にアルコール消毒液が用意されています。コンセントはありませんが、各バスに充電器が用意されているので、必要な人は乗務員さんまで申し出るといいそうです。
このようにアミー号は普通の観光バスのような感じですが、とにかくリーズナブルに、そして少しゆったりを移動したい方にはおすすめの夜行バスです。