谷瀬のつり橋というのはご存じでしょうか。
今日は奈良県十津川村にある日本最長の生活用鉄線の谷瀬のつり橋を紹介します。
この吊り橋は、1954年に地元の住民が自費で建設したもので、長さは297メートル、高さは54メートルあります。川面から見上げると、そびえ立つ山々に囲まれた中に、白い鉄線が細く伸びています。吊り橋を渡るときは、足元に敷かれた板の隙間から川や川原が見えるので、スリル満点です。風が吹くと揺れるので、手すりにしっかりとつかまって歩きましょう。吊り橋の中央部では、清流十津川(熊野川)の絶景を楽しむことができます。吊り橋を渡ったカップルは仲良くなれるという言い伝えもあります。
谷瀬のつり橋は、十津川村の観光名所として人気があります。特に紅葉の季節には、多くの観光客が訪れます。吊り橋は無料で通行できますが、自転車やオートバイなどは禁止されています。また、20人以上が同時に渡らないように注意してください。吊り橋を渡った後は、対岸の谷瀬地区を散策したり、臨時有料バスで上野地地区に戻ったりすることができます。
谷瀬のつり橋は、日本有数の長さを誇る鉄線の吊り橋で、先人たちの努力と心意気を感じることができる場所です。空中散歩を楽しみながら、十津川村の自然と歴史に触れてみてください。